心理士の数を増やすことが急務です
日本の「就業者6311万人」の内訳 雇用者が87% 就業者の内8%が自営業者です。
そのことから「9割の社会人が就職」といカタチで就労していることがわかります。
中には身内が営業する会社や商店にお勤めの方もいらっしゃるでしょうが、かなり少数派となります。
大多数の方が属する、「雇用者」として仕事をする中で、一番の問題が「対人関係」となります。
当院を受診される患者さんの受診理由の7割が「会社での対人関係」です。
対人関係がうまくないと社会で能力がいかせない、自分の可能性を伸ばす機会損失に繋がります。
また対人関係を円滑にしていくために「会話」が重要となります。
「会話」の数が減ると脳の働きも低下します。
そこで、カウンセリングにより「会話の機会」を提供し、「対人関係」に悩む人を減らす役割を担う
「心理士」という仕事が注目されており、その数を増やすことが急務とされております。
・対人関係が苦手という方について
子供の頃から、話をする機会が少なく、「対人コミュニケーション」の体験が乏しいまま成長すると、対人関係が苦手となります。
学校でのコミュニケーションがうまくいかず「ひきこもり」になった場合は、学習の機会が得られず、可能性を自ら閉じてしまうことになります。
前にも述べたように、社会に出ても「対人関係」は重要なポイントになります。
社内でのコミュニケーションがうまくできれば、仕事のストレスの多くが軽減されます。
社内でうまくコミュニケーションがとれず、出社するのも辛くなり、転職を繰り返すが、なかなか馴染めない。
徐々に社会的に孤立していき、ひどい時は「心の病」へと進んでしまいます。
そうならないように予防として、多くの方が「心理士」の仕事を理解し、会話を潤滑に行うノウハウを共有し、
多くの方が「カウンセリング技術」を使って「人」と「人」を繋いでいけたら良いですね。
以下の数字が表すように、「心理士者数」は年々少しだけ増えています。
年度 受験者数 合格者数 合格率 合格者累計
H25 2,804 1,751 (24) 62.4 28,080 (536)
H26 2,664 1,610 (12) 60.4 29,690 (548)
H27 2,590 1,601 (25) 61.8 31,291 (573)
とはいえ、まだまだ絶対数が少ない職業となります。
当院では、優秀な心理士を多く輩出していくために「ゆうメンタルクリニック認定心理士養成講座」を開始しました。