ビジネスの場で求められるコミュニケーションのあり方として、
「簡潔に」かつ「要点を絞る」といったことに重きがおかれ、
そこに、「感情」的な要素は脇に置かれやすいのではないでしょうか。
時に「感情」は邪魔者のように扱われやすいかもしれません。
とあるドラマでの夫婦の会話の1シーンで
夫から要点で話すようにたしなめられた妻が
「要点しか話しちゃいけないの?要点以外はどこではなしたらいいの?」
と切実に嘆く場面がありました。
ここまで追い詰められるというのは
極端に感じられるかもしれませんが、
このシーンから言えることは、
「要点に絞る」コミュニケーションのあり方は限界があるということ。
ビジネス上のコミュニケーションであったとしても、人と人との関わりには変わりありませんから、
相手が気分よく感じられたなら、あなた自身のイメージもよくなっていくものですね。
さらには、
それをきっかけに事態は好転していくかもしれません!
ではそのためにはどうしたらいいか?
頑張ってご機嫌をとり、
接待をすればいいのか?
それしかない、と考えるなら、
それは赤色信号です!
相手が気分よく感じられるかどうか
理解できる人は、
自分が気持ちよくすごせることを
熟知しています。
・少しでも「いいな」と感じるときは、どんなときですか?
・好きな音楽は、どんなものですか?
・心落ち着ける景色は、どんな所ですか?
・最近感動したのは、どんなことですか?
・そんなときの心の状態は、どうなっていますか?
自分が気持ちがいいこと(感情)を知ることで、
感性が磨かれて
自分とは違う相手であっても、
その磨かれた感性によって、
相手との「いい関係性」を築きやすくなっていく。
つまり、自分の「いいな」といった
気持ち(感情)と上手につきあうことは、
ビジネスシーンでも、
あなたの武器になるのです。
「感情」は邪魔者などでは全くないのです。
そして「感情」とつきあうには、
日ごろからトレーニングする意識を持つことがポイントになります。
感情は、どんどん流れるように変化していき、そして目に見えません。
普段から「自分の気持ちを知る」ことを心がけるとこれが意外と難しいことに気づきます。
だからこそ「自分の気持ちを知る」トレーニングは大事なのです。
まずは、あなたにとっての「いいな」に気づいていきましょう。